奇跡の健康法(ダイエット)食事編


医者の無養生とよく言われる。なぜだろうか?病気の専門家のはずなのに。

 

医者というのは病気を治す専門家である。確かに、病気の知識は沢山持っている。

でも、多くの患者さんは、病気の一歩手前で身体の不調を感じ病院を訪れる。

 

”先生、どこが悪いんでしょうか?”

そう聞くとキット次のような返事が帰ってくるだろう。

 

”心配いりません、どこも悪くないですよ”

 

”でも、何となく調子が悪いですが?”

 

”血液データは問題無いですから病気じゃないですよ、(ですからお帰りください)”

といったところだろう。

 

なぜなら、実は、医者は病気の勉強しかしないから、病気じゃないとわからないのだ。つまり、どうしたら健康になれるかについては勉強した事が無いのだ

かく言う私も、最近迄そんな事をあまり考えた事が無かった。

 

”病は気から”という言葉がある。私が医学生だったときは、この言葉の意味を”例え病気になっても気持ちさえ前向きに頑張れば病気は治る”と解釈していた。嘘ではないと思うが実際には厳しいだろう。

 

では、今の私の解釈はというと、

”殆んどの身体の不調は、心の問題や、生活の不摂生から来ている、そしてそれが続くと本当の病気になる”と考えている。つまり、気(心)を調整して、健全な生活を行えば身体の不調は治り、病を防げるという事だ。まさに”病は気から”だ。

正、実際に病気になってしまったらキチンと病院に行こう。

 

健康を取り戻して夢を実現したいあなたへ

では、”どうしたらもっと健康になれるか?”について考えてみたい。

 

そのポイントは2つだ。

①心の調整

②身体の整備

 

①については、いずれ触れる事として、今回は、②について説明しよう。

 

皆さんは、自分の身体は自分が一番良くわかっていると思っているだろう。しかし、実際には、”我々は、自分たちの身体の事を殆んど理解していないというか誤解している”。なぜなら、いままでの経験からつくられたパラダイム(偏見)によって偏った考え方に支配されているからだ。

 

だから、無理をしていても、”いままで大丈夫だったんだからこれくらい大丈夫だ”と心と身体の歪みに気づかない。

 

だから、自分たちの健康を取り戻すためには、先ず、いままでの自分の身体の扱い方を変える事が必要だ。

 

”自分の身体なんだから、自分の好きにさせてくれ”

といったような声が聞こえてきそうだが、残念ながらその考え方も正しくない。

 

なぜなら、我々の身体は自分たちのものではないからだ。

その証拠に、我々は、自分たちの生き死にすらもコントロールできない。

 

分けもわからずこの世に生を受け、ある日突然、自分たちの許可もないままそれを奪われる身なのだ。つまり、我々の身体は、借り物だ。

 

自分の身体は我々の希望とは別のルールで動いているのだ。だから、いくら、我々が健康になりたいと強く願っても、そうなるための具体的な行動をしなければ身体は健康にはならないということだ。

 

 

実際に身体を健康にするための方法を知るには、自分たちの身体を車に例えるとわかりやすい。

 

あなたは、車の運転手!

そして、車はあなたの身体!(ちょっと年季の入った)

 

自分の身体を健康にするという事は、あなたの車をいかに快調に長持ちさせるか?を考えればいいのだ。

 

その答えは、比較的明快だろう。

⑴ 良質な燃料を与える。

⑵ エンジンを整備してカスを取り除き、燃料効率を挙げる

⑶ 車体の軽量化

⑷ 無理な走行をさけ、規則的で適度な走行に勤める

⑸ 愛情をかけて手入れする

⑹ 定期的検査して、異常がないかチェックする。異常が見つかれば治す

 

お気づきかも知れないが、車は、運転者の扱い方にって、何十年も快適に走行する事も出来るし、すぐにエンジンがいかれて廃棄にされもする。

全ては、運転者(あなた)の扱い方次第。

 

さて、あなたは、自分の車(身体)を、今後何十年も快適に走行できるように扱かっている自信があるかな

 

では、もう少し具体的に、身体の扱い方について説明しよう。

⑴、⑵、⑶はズバリ、ダイエット。

そう、車(身体)を健康に長持ちさせるためには、ダイエットが必要不可欠なのだ。

 

I. 医者の私が行っているダイエット

 私は、45年間の人生の間で、ダイエットをしたことが無かった。高校時代、ラグビーをやっていたせいか、体重はあまり気にしなかった。

 

しかし、つい最近初めて体重が80kgを超えた。お腹の肉を掴み、かなり情けない気持ちになった。自分の息子にも馬鹿にされる始末。これは行けない、オヤジというものは背中で語るべきであり、こんなお腹に語らせていはいけない。

 

 そこで、初めてダイエットを開始した。正確に言うと、ダイエットという言葉は正しく無いかもしれない。なぜなら、体重を減らす事が目的ではないからだ。

エネルギッシュに仕事をバリバリやるための戦える身体をつくる事が目的だからだ。

 正、結果的に私は体重が減った。初めて二ヶ月弱で体重が5kg減った。しかも、運動らしき運動はしていない(週に一回、壁打テニスをするぐらい)。

 

 さらに、失いかけていた気力も充実し、今では何でもできると言う自信に満ちてきた。

 まだ、継続中であるが、その効果が劇的だったので、皆さんの健康に寄与できればと思いこのホームページにも掲載する事にした。

 

 

  それでは、実際の方法であるが、

 

1. 身体に毒物を取り入れない。

 考えれば当たり前の事だ。身体を健康に長く保つには、毒物を取るべきでは無いことは小学生でもわかるだろう。

 では、毒物って何か?と言うとタバコ、アルコール、カフェインが代表だ。例えば、タバコの中には、300種類以上の発ガン物質が含まれているらしい。健康で長生きしたければタバコを吸うべきでないのは自明だ。

 アルコールも毒と考えられる。百薬の長と言われているが、アルコールを飲む事によって胃の粘膜に負担がかかる事は否めない。

 本当は、カフェインもダメなのだが、私は緑茶が好きなのでこれは取っている。でも、夜は眠れなくなるので水にしている。

 

 ここで、重要なのは、自分の心を健康マインドに変える事だ。

酒も、タバコも健康によかれと思って、飲んだり吸ったりしている人は稀だろう。恐らく、日々のストレスのさらされ心を癒すための防衛本能からの行動であろう。だから、止められない。

 

 しかし、もっと快適なストレスの解消法があったらどうだろう。その方法というのは、自分が健康な身体になっていき、活力がみなぎって何でもできるスーパーボディーになっていく様を想像する事だ。そして、実際にそれを体感すると快感になってくるアルコールやタバコよりももっと大きな快楽が得られる。そうなったら、もうあなたの勝ちだ。三週間は試してほしい。

 

2. 胃腸に優しい食事の取りかたをする。

人に身体は、一日を3つの周期に分けられる。

 

①朝4時から昼12時まで:排泄の周期 身体に溜まった毒物を出す時間

②昼12時から夜8時まで:栄養素を取り入る時間

③夜8時から朝4時:取り入れた食べ物を吸収して活用する時間

 

したがって、あなたが身体を労る栄養の取り方を使用と思うと、上の①〜③のプロセスに則った食事の取りかたをするのが良い。

①は、排泄の時間なので、なるべく食べ物を消化する負担のない物をとるのがよい。

 それは、ずばり果物と100%のフレッシュジュースだ。なぜなら、これらの食品は、消化を必要としないからだ。つまり、そのままエネルギーになるのだ。よくマラソンランナーが走りながらバナナを食べている光景を目にするだろう。”走りながら、もの食べてお腹いたくならんのかい?”と昔は思っていたが、大丈夫なのだ。なぜなら、バナナはそのままエネルギーだから。

 

 これをする事により、朝から昼にかけながら消化管を休めながら、十分に身体から毒物を排泄できるのだ。しかも、エネルギーは充填。だから、気分爽快、バリバリ働ける! 昔から、”朝の果物は金”と言われるのはこの理由でだろう。

 

②は、食事の内容に工夫だ。

朝に、果物だけしかとっていないと、夜の八時ごろから、昼の十二時ぐらいまで、殆んど消化管は休んでいる状態だ。従って、昼にはあなたの消化管もバリバリだ。食べ物を迎え入れようとアクセルを踏む用意で出来ている。きっと、おかかがゴロゴロうなり声を立てているだろう。が、実際には胃袋は小さくなっているから、予想以上に食べ物の量は入らないのがミソだ。

 

 昼に食べるのは、先ず野菜だ。

野菜というのは、物理的に粉砕されて栄養素が吸収されるらしい。食べ物にうえた昼時の胃袋にはもってこいだ。三時間ぐらいで粉砕されるらしい。

実は、野菜も消化を必要としない食物で、実際に胃液につけても八時間たっても消化されないらしい(細胞壁があるからだろう)。

 

 そして、メインディッシュは、こめや麺類の淡水化物か、肉・魚・豆類等の淡白質のどちらかのみを取る事だ。両方はダメだ。なぜかというと、炭水化物を消化する酵素はアルカリ性で、タンパク質を消化する酵素は酸性のため、2つを同時にとると消化液が中和してしまって、消化の高率が圧倒的に落ちるからだ。大切な午後の長い時間を、エネルギーが全て消化管に集まって眠くなって仕事にならない。バリバリ働けないのだ。

 

 それを上の方法を実践すると全てが3時間で終るのだ。そして、そこから得たエネルギーでまたパワー全開になれる。胃袋も、三時のおやつが欲しくなる。ちょっとだったらいいだろう。

 

 夜も、基本的には昼と同じだ。

が、私は、やっぱり夜は、普通に食べている。なぜなら、肉とご飯の組み合わせはやっぱり美味しいからだ。

 

それから、夜食は禁止だ。お腹がすいたら、100%フレッシュジュースで我慢だ。

 

 それでも、私は、これだけで運動もせずに二ヶ月で5kg程度体重が落ちた。そして、体力も、近年まれに見る充実ぶり。自分でも驚いている。

 

ここに、書いてある内容は、医学的に全て正しいかどうかは、ハッキリわからないが少なくとも効果は私の身体で実証済みだ。興味を持った方がいたら、是非チャレンジ!

 

 ちなみに、これは下記のジェームズスキナー氏から聞いた方法を参考にした。

 

 

 

ここで、もう一度あなたの車を長持ちさせる方法に戻ろう。

 

⑷ 無理な走行をさけ、規則的で適度な走行に勤める

⑸ 愛情をかけて手入れする

⑹ 定期的検査して、異常がないかチェックする。異常が見つかれば治す

 

⑷はすなわち定期的に車を動かすということだ。3年も車を車庫にほっておいて、突然長距離ドライブに行こうとしてもバッテリーが上がっていて車は動かないだろう。このように車を常に快適に動かすためには、定期的:週に三回は一時間程度、車を運転してバッテリーをフルにしておかないと行けない。

 

 人の身体でいるバッテリーの充電というのは、毛細血管の発達に当たる。運動している人としていない人と毛細血管の量は実に30倍も違うらしい(ちょっと信じがたいが)。

 

 それだけ、普段身体を動かしている人と動かしていない人とでは身体のポテンシャルが違うのだ。子供の運動会でお父さんが突然走って転ぶのも当たり前だ。

 

 具体的な運動の仕方は、次の機会に話そう(実は、私はまだ運動のプロセスまで行っていない、いま、その準備をしているところで、脈拍をはかれる時計をちょうど買ったところだ)。

 

次、奇跡の健康法:運動編