メッシュ手術の歴史

 日本においては、メッシュ手術というと腟式メッシュ手術(TVM手術)の方が、一般的に認知されていますが、実は、海外においては、腹式メッシュ手術の方が、その歴史が古く(1950年代に開始)、多くの患者さんに実施されてきた経緯があります。特に、子宮脱にたいしては、仙骨腟固定術は、ゴールドスタンダードとして第一選択の手術として行われています。そして、1992年には、より低侵襲な腹腔鏡を用いた術式に進化しました。

 

 

  腟式メッシュ手術 腹腔鏡下仙骨腟固定術
1950年代   開腹手術として実施(海外)
1992年   腹腔鏡下に実施 (海外)
2004年

腟式メッシュ手術が登場(フランス)

 
2005年

日本で始めて、腟式メッシュ手術が実施される。

 
2007年

日本医大で腟式メッシュ手術を実施

 
2008年

 

日本医大で、日本で始めてダブルメッシュ腹腔鏡下仙骨腟固定術を実施
2011年 腟式メッシュ手術の保険適応が認められる  
2012年   腹腔鏡下仙骨腟固定術が先進医療に認められる